円盤投げ マイコラス・アレクナが66.70mの大投擲!世界陸上ユージーンの標準突破を果たす

つい先日ライバルのラルフォード・マリングス(Ralford Mullings)に今季NCAA最高を奪還されたマイコラス・アレクナ(カリフォルニア大バークレー校,リトアニア)が意地の大投擲を放ち投擲界を驚かせた。

3月26日サンディエゴで行われたAztec Invitationalにてリトアニアの至宝マイコラス・アレクナ(19)が大記録を打ち立てた。

今季からカリフォルニア大バークレー校で競技活動を行っている19歳は先日の大学初試合で62m63を投げたばかり。

 

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2試合目のAztec Invitationalではアレクナが放った円盤は向かい風に乗り大きな弧を描いた。

父の背中を追って世界の舞台へ

66m70─自己記録、リトアニアU23記録、学内記録、及びNCAA一年生最高記録1その他大会記録、サンディエゴ州立大のスタジアム記録を更新を更新する歴史的一投が飛び出したのだ。

従来の学内記録はパラグアイ出身のRamon Jimenez-Gaonaが1990年にマークした64m28。

実に30年ぶりの、それも2m42㎝もの大幅更新となった。

NCAA歴代でも3位に入る好記録であり、Hannes Hopley(南メソジスト大,南アフリカ)が2004年に樹立した67m66の学生記録22013年にジュリアン・ラック(カリフォルニア大ロサンゼルス校)が68m16を投げているが、学生試合ではなかったためNCAAには公認されていないまでもあと96㎝まで迫った。

今季の世界ランキングでもダニエル・スタール(スウェーデン),クリスチャン・チェー(スロベニア)に次ぐ3位の記録。

さらに現円盤投げ学生王者のターナー・ワシントン(アリゾナ州立大)のベスト66m26をも上回り、わずか二試合目にして学生トップの記録を打ち立てたことになる。

やはり血は争えぬのか、父ウィルギリウスの体格・身体能力を色濃く受け継いだ彼は19歳にして世界陸上の参加標準を破り、早くも世界トップレベルのディスカススロワーへと成長した。

父が最後に出場したモスクワ世界陸上から9年、伝説の正統後継者が世界にその力を誇示する時が来た。

41歳まで世界大会に出場したウィルギリウス・アレクナ

 

父との比較