この男にはブランクなど関係ないのか。昨日7月18日に行われたアメリカの競技会で、ライアン・クルーザー(アメリカ)が22m91の自己新・今季世界最高・世界歴代3位タイの記録をマークした。
先週行われた7月11日の競技会では4か月ぶりの試合にもかかわらず21m87をマークし復調をアピール。
そのわずか一週間後の18日、22m91の大投擲を披露し、昨年世界陸上で出した22m90を1㎝ながら更新した。この記録はドーハ世界陸上王者のコバクス、アレッサンドロ・アンドレイ(イタリア)と並ぶ世界歴代3位タイの大記録。その他の試技も22m73、22m24とハイアベレージをたたき出した。以下、試合後のコメントを掲載する(インスタグラムの動画から一部翻訳)。
22m91、自己ベストだ!先週(の試合:21m87)から随分良くなったよ。観てくれてありがとう。
コロナウイルスなどなんのその。やはり世界記録に一番近いのはこの男なのか。今年も絶好調なだけに、東京五輪が開催されないのは非常に残念だ。クルーザーにはぜひ23m12を超えて陰鬱なムードを吹き飛ばしてほしい。
【翌日のコメント抜粋】
ここ数か月は投擲練習のためにサークルを自作したり自宅でウエイトトレーニングをできるようにしたりで大変だった。競技できる機会が設けられてとても嬉しいし、この難しい時代に他のアスリートたちがなんとか適応していけるような刺激を受けてくれたらいいな。
【動画】
【シリーズ:22.24/22.73/22.91】
【クルーザー22m集】